読書

春のSF祭り第二弾

まずは来たるはキリンヤガ!SFというカテゴリに分けるしか無いが,書きたいことは文明の進化(展開)についてだと思う.テラフォーミングした惑星でユートピアを築く話なのだが,ユートピアとは一体何なのかを,ユートピアのある意味崩壊を通じて考えさせられ…

結局漫画ばっかし

お堅い本も読まねばと思いつつGWに買ってしまった本三冊.テルマエ・ロマエ III (ビームコミックス)作者: ヤマザキマリ出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2011/04/23メディア: コミック購入: 35人 クリック: 1,688回この商品を含むブログ (247件) を…

SF系読書,ミーハー読書派への逆襲

会社の同僚から本を借りるシリーズ.今回は下記2作品なSFを読破.国内現代小説ばかり読んでいたため,SFのあまりのオチの無さにビビらされる.特に,テッド・チャンのあなたの人生の物語,SF短篇集なのだが,どれも一見オチがないように感じてしまう..いや…

「明察!」と言われてみたい

同僚から借りまくり読書シリーズ.現在天地明察を読書中.これはなかなか面白い.著者は「うぶかた とう」と読むらしく,なんと「蒼穹のファフナー」のシナリオとか書いてた人らしい.いやー全く想像できない!まだ半分くらいやけど,この週末で一気に読みま…

ミギーの書

全8巻完読.同僚から愛蔵版を借りる.寄生獣は高校生の頃に話題にはなっていたが,断片的にしか見たことがなかったので一気に復習.この漫画の魅力はやっぱミギーのキャラクターでしょう!ひとつひとつのミギーの絵をみる限り,特に決まった特徴があるように…

立体起動装置でメリークリスマス

久々の更新.こんな聖夜におすすめの逸品はこちら!「進撃の巨人」なり.ビレッジバンガードで立ち読みして以来,バシバシ気になっていた本作品.なんと同僚からいきなり手渡されるサプライズ.ありがとう,一日で一気に3冊読破.まだ連載途中でこれからも注…

いったい何者なのだろうか

という,素直な疑問に答えてくれる.会社に入るまで一般社員と管理職という二元組織になっていることすら知らなかった私に,課長という存在の意義,平社員,経営職のどちらとも違う仕事の性質を教えてくれる.課長が元気な会社が繁栄する,というのは何か分…

歴史小説?!ナニソレ美味しいの?

ってくらいのわたくしが,今読んでいるのがこれ.初めは地名やら役職やら,同じ人物なのに幾つもの呼ばれ方をしてたりと混乱の極みだった訳だがようやく慣れてきて面白くなってきた.ストーリー展開も速いし,これは最後まで読めるかも知れん.全4巻読破目指…

誘拐と魔性のゲイと天然素材,そして影の話

絶対自分では読まないだろう作品を次々と貸してくれる同僚に感謝.今回は西洋骨董洋菓子店,アンティークである.GAYネタが絡むということで用心していたが,全3巻綺麗にまとまった,むしろ続きを読みたいと思わせる作品.魔性のゲイが降りだした雨の中飛び…

カレーを食いつつ華麗を読む

同僚に全37巻を借り読破中.作者の並々ならぬ女性キャラへの執着を感じる作品(コミック本の表紙裏は全て作中女性キャラの入浴等セクシーショットが描かれている).またバクマンを読んだ後だと,なんとも少年誌のヒット作にあるべき要素が組み込まれているの…

ナツイチストラップゲットingデバイス

乙一ということで読んでみた,乙一のお話に古屋兎丸が作画した合作.うわぁ若いなぁー…でも何か分かる的な情緒不安定な高校生たちの話がオムニバス形式で進み,最後に全員登場でクライマックスどーん.中高生の頃の何かモヤモヤした焦りのような気持ちを思い…

ローマの風呂建築家という発想

これは笑える!久々に誰もいない空間に向かって爆笑してしまった.ローマの風呂建築家がタイムワープし日本の風呂文化からヒントを得て,ローマ社会で成功していくという謎のサクセスストーリーってところか.「平たい顔族」であることを誇りに思える一冊.…

家日和

久々の奥田英朗.日常に潜むニヤリとホロリの取り上げ方がサイコーです.家日和 (集英社文庫)作者: 奥田英朗出版社/メーカー: 集英社発売日: 2010/05/20メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 51回この商品を含むブログ (71件) を見る

サイエンスコミュニケーターの苦悩

日本は文系の国だ,とか言われるが,その文系的一般人と科学好きマニア人とを橋渡しをするサイエンスコミュニケーター.そのポジションingから書かれた本.サイエンスカフェなどの取り組みが結局は科学好きのためのイベントになってしまっている,一般への科…

今更ながらBAKUMAN。を読み始めた

バクマン。面白い!しかし嫁さまに勧めたらイマイチの反応.以前リアルを同僚の女性に紹介したときも反応はイマイチやったよなー.そうか,性別により好みは大きく別れ,この二つの作品,どうやら同じクオリアを持っているようだ.いまならそれが何なのか分…

タイトルはむむむと思ったが…

お話は楽しかった.医療ミスとプリウス問題のような自動車の安全性の話を絡めたお話.自分の中では理工系犯罪カテゴリに分類,岡嶋二人的な感じ?にしても今TBSで新参者がドラマ化されてるけど,原作はまだ読んでいないが加賀恭一郎の描写が異常に軽すぎる気…

確率統計の良書を見つけたかも知れん!

神様視点という概念を導入し,面積の問題として確率の扱いを学んで行く形式.かなり分かりやすい!ベイズの公式を直感的かつ目からウロコ的に理解出来そう.まだ途中までしか読んでないが既にオススメ.確率統計のはじめの一歩に欲しかった本である.プログ…

Marvin Minsky 氏って何歳なんや..

宮脇書店にて偶然見つけて購入.「スーツケースワード」として一つの言葉にまとめられてしまっている事象を見抜き,それを分解することで理解を進めようというストラテジー.人工知能研究者としての視点が見え隠れする.多数の様々な分野の文献からの引用や…

ベイズ…イマイチ分かってないのよねー

と思い,いやにお金の掛かってそうな近所の図書館にて発見した下記図書を借りる.こんな山奥の図書館にベイズの本があるとは意外.易しい言葉とMCMCのエクセルでの実装例がポイントなこの本.なんとなく理解できた気にはさせられるが,自ら問題に応用できる…

時々読みたくなるのだが…

ホラー系はなぜか時々読みたくなるのだが,ビレッジヴァンガードで偶然見つけた「トンコ」たる短編小説を読んでみた.ホラー大賞受賞ということだったのだが…,うーんイマイチ..ワシとの感性とは合わなかった模様.まだ粘着人間の方がバカバカしさが振り切…

久々に養老先生系読本.養老孟司氏,茂木健一郎氏,村上和雄氏3人による討論会の内容を司会の竹内薫氏が文庫にまとめた内容. 少し昔のセミナー,ヒトゲノム解析以前の話.いつも聞いている言葉しかないような気もするが大切な言葉は多い.つかファンなのか…

タイトルからは何も期待してなかったけど,これがかなりのヒット!自殺を題材にしているのだが,話は重くならず,いやむしろポップ,それでいてホロリ,妙に考えさせられる.これはイッキ読み.周りに自殺しそうな人(?!)がいる人,自殺を考えている人(!)…

奥田英朗のサウスバウンドを完読.この人の文章好きやなぁー,なんだかくだらない感じのブレイクしまくりな感じが良い,肩肘はらない感じ.電車でもニヤニヤしながら読む読む・サイコーサウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)作者: 奥田英朗出版社/メーカー: …