サイエンスコミュニケーターの苦悩

日本は文系の国だ,とか言われるが,その文系的一般人と科学好きマニア人とを橋渡しをするサイエンスコミュニケーター.そのポジションingから書かれた本.サイエンスカフェなどの取り組みが結局は科学好きのためのイベントになってしまっている,一般への科学の理解には役に立っていない・・・,確かにそうなのかもと思わされた.

筆者的には,日常に潜む科学に気づいて欲しい,世界の見方が広がるよ,ということらしいが,なかなか難しいよなぁ.気付きを導くには・・・.うーんやはり教育が重要なんやろなー,問題解決力というより問題発見力ってやつ.

にしても本当に日本は文系の国なんかな?潜在的科学好きはたくさん居てるよーな気はするのだが.あと恋する天才科学者も面白かった.これは科学者の恋愛話に食いつきまくりの井戸端会議的読み物.

恋する天才科学者

恋する天才科学者

今更ながらBAKUMAN。を読み始めた

バクマン。面白い!しかし嫁さまに勧めたらイマイチの反応.以前リアルを同僚の女性に紹介したときも反応はイマイチやったよなー.そうか,性別により好みは大きく別れ,この二つの作品,どうやら同じクオリアを持っているようだ.いまならそれが何なのか分かる気がする………きらさとはレベルが上がった!

バクマン。 1 (ジャンプコミックス)

バクマン。 1 (ジャンプコミックス)

リアル 1 (Young jump comics)

リアル 1 (Young jump comics)

タイトルはむむむと思ったが…

お話は楽しかった.医療ミスとプリウス問題のような自動車の安全性の話を絡めたお話.自分の中では理工系犯罪カテゴリに分類,岡嶋二人的な感じ?にしても今TBSで新参者がドラマ化されてるけど,原作はまだ読んでいないが加賀恭一郎の描写が異常に軽すぎる気がする….どーなんですが皆さん,あれ!?

使命と魂のリミット (角川文庫)

使命と魂のリミット (角川文庫)

確率統計の良書を見つけたかも知れん!

神様視点という概念を導入し,面積の問題として確率の扱いを学んで行く形式.かなり分かりやすい!ベイズの公式を直感的かつ目からウロコ的に理解出来そう.まだ途中までしか読んでないが既にオススメ.確率統計のはじめの一歩に欲しかった本である.

プログラミングのための確率統計

プログラミングのための確率統計

Marvin Minsky 氏って何歳なんや..

宮脇書店にて偶然見つけて購入.「スーツケースワード」として一つの言葉にまとめられてしまっている事象を見抜き,それを分解することで理解を進めようというストラテジー人工知能研究者としての視点が見え隠れする.多数の様々な分野の文献からの引用や各ポリシーを持った人たちの仮想的な意見などを織り交ぜながら進む文章が特徴的.まさに議論が展開されている感じ.このまま読み進めれば脳・意識・心が理解できてしまうのか?!とりあえず現在4章まで読破.

ミンスキー博士の脳の探検 ―常識・感情・自己とは―

ミンスキー博士の脳の探検 ―常識・感情・自己とは―

ベイズ…イマイチ分かってないのよねー

と思い,いやにお金の掛かってそうな近所の図書館にて発見した下記図書を借りる.こんな山奥の図書館にベイズの本があるとは意外.易しい言葉とMCMCのエクセルでの実装例がポイントなこの本.なんとなく理解できた気にはさせられるが,自ら問題に応用できる気がしない…なんか深い理解につながっていない.

アマゾンの書評を見ると散々やなぁ,この本.もう一冊くらい良書を購入・読破したいところ.

道具としてのベイズ統計

道具としてのベイズ統計